
人口減少や環境問題への対応に向け、都市をコンパクト化することの必要性が広く認知されるようになってきた。
本研究グループはその研究上、および実務上の課題に応えるため、本学内外の幅広い専門家より構成されている。
This research unit focuses in how to realize Compact City that aims to achive sustainable future.
Unit is composed from wide range of researchers and specialists for this purpose.
コンパクトな都市づくりはSDGsが提案される以前から、環境負荷や財政負担など多様な観点からその持続可能性への貢献が期待され、実装されてきた。
時代のニーズの高まりに応じ、その実現をより高度な形でさらに進めていく必要がある。
そのための基礎研究、効果計測、実現のための方法論等を極めていく事が本リサーチユニットの目的である。
第一に、最新の社会動向の客観的把握を通じ、データサイエンスと社会工学の観点から研究・教育を活性化できる。
第二に、分野や立場の異なる研究者や実務者間相互の情報交換により、学際的な研究の広がりが期待できる。
第三に、院生などが実際にプロジェクトに関わる事で、直接的な社会貢献に基づく意義のある教育・研修効果が期待できる。
名前 | 所属部局 | 職名 | 専門 | 学位 | 役割分担 |
---|---|---|---|---|---|
谷口 守 | システム情報系 | 教授 | 都市計画 | 工学博士 | 代表者 |
石田 東生 | システム情報系 | 特命教授 | 交通計画 | 工学博士 | 中核教員 |
鈴木 勉 | システム情報系 | 教授 | 都市解析 | 博士(工学) | 中核教員 |
秋山 英三 | システム情報系 | 教授 | 進化経済学 | 博士(学術) | |
大澤 義明 | システム情報系 | 教授 | 社会工学 | 学術博士 | |
岡本 直久 | システム情報系 | 教授 | 社会基盤計画 | 博士(工学) | |
堤 盛人 | システム情報系 | 教授 | 土地利用モデル | 博士(工学) | |
谷口 綾子 | システム情報系 | 教授 | リスク工学 | 博士(工学) | |
奥島 真一郎 | システム情報系 | 准教授 | 環境経済学 | 博士(学術) | |
和田健太郎 | システム情報系 | 准教授 | 交通工学 | 博士(情報科学) | |
松橋 啓介 | 国立環境研究所 | 連携大学院教授 | 環境科学 | 博士(工学) | |
藤井 正 | 鳥取大学地域学部 | 教授 | 都市地理学 | 文学博士 | |
森本 章倫 | 早稲田大学理工学術院 | 教授 | 都市交通計画 | 博士(工学) | |
饗庭 伸 | 東京都立大学都市環境科学研究科 | 教授 | 都市計画 | 博士(工学) | |
野澤 千絵 | 明治大学政治経済学部 | 教授 | 都市・住宅政策 | 博士(工学) | |
高見 淳史 | 東京大学大学院工学系研究科 | 准教授 | 都市工学 | 博士(工学) | |
森本 瑛士 | 信州大学工学部 | 助教 | 都市計画 | 博士(社会工学) | |
室岡 太一 | 筑波大学 | 学振特別研究員 | 都市構造 | 修士(社会工学) | 幹事長 |
神田 昌幸 | 東京 2020 組織委員会 施設整備調整局長 (元富山市副市長) | 本学元客員教授 | 地域計画 | 工学修士 |
名前 | 所属部局 | 役割分担 | |
---|---|---|---|
谷口 守 | システム情報系 | 代表者 | |
石田 東生 | システム情報系 | 中核教員 | |
鈴木 勉 | システム情報系 | 中核教員 | |
秋山 英三 | システム情報系教授(進化経済学) | ||
大澤 義明 | 麗澤大学工学部教授(社会工学) | ||
岡本 直久 | システム情報系教授(社会基盤計画) | ||
堤 盛人 | システム情報系教授(土地利用モデル) | ||
谷口 綾子 | システム情報系教授(リスク工学) | ||
奥島 真一郎 | システム情報系准教授(環境経済学) | ||
和田 健太郎 | システム情報系准教授(交通工学) | ||
松橋 啓介 | 国立環境研究所連携大学院教授(環境工学) | ||
藤井 正 | 鳥取大学地域学部教授(都市地理学) | ||
森本 章倫 | 早稲田大学理工学術院教授(都市交通計画) | ||
饗庭 伸 | 東京都立大学都市環境科学研究科教授(都市計画) | ||
野澤 千絵 | 明治大学政治経済学部教授(都市・住宅政策) | ||
高見 淳史 | 東京大学大学院工学系研究科準教授(都市工学) | ||
森本 瑛士 | 信州大学工学部助教(都市計画) | ||
室岡 太一(幹事長) | 筑波大学学振特別研究員DC1(都市計画) | ||
神田 昌幸 | 東京 2020 組織委員会 施設整備調整局長 (元富山市副市長) |
地球環境、地域活力、健全な公共交通のために、コンパクトな都市づくりがようやく広く認められるようになりました。 コンパクトシティ整備による効果計測、問題点、整備方策等について、実証面で検討がなされ続けており、実際の政策でも活用されています。 土地利用計画と交通計画をいかに一体的に進めるかということが、大きなポイントです。
2023年10月18日公開のSUUMOの特集にて、谷口守教授のコンパクトシティに関する解説 が掲載されました。
2023年10月1日のNHKスペシャルにて、野澤千絵教授の取り組み「老いる日本の“住まい”」 が紹介されました。
2023年1月28日のThe Japan Timesにて、谷口守教授のコンパクトシティに関連する記事が掲載されました。
茨城県境町にて開催された『まちづくりシンポジウム2022「サステナブルなまちづくり~どうする!コンパクト・プラス・ネットワーク~」』にて、谷口守教授が基調講演を行いました。
2022年6月5日のNHKスペシャル「いつ逃げる?どこへ逃げる?~新・全国ハザードマップ 水害リスクを総点検~」と 2022年6月12日のNHK日曜討論「各地で梅雨入りへ 災害から命を守るには」に野澤千絵教授が出演しました。
饗庭伸教授が2021年2月に出版した「平成都市計画史」に対し、都市計画学会論文賞が授与されました。
「三位一体(研究・制度化・普及啓発)による『コンパクト+ネットワーク』の体現」の業績に対して、 谷口守教授が都市計画学会石川賞を受賞しました。
雑誌NEWTONの2022年2月号で、谷口守教授がコンパクトシティを含むスマートシティの解説記事を監修しました。掲載号の詳細はこちら。
森本章倫教授が英出版社・Routledgeより都市交通計画に関する分かりやすい解説書を出版しました。
「生涯社会学習を通じたコンパクトなまちづくりの普及啓発」の業績により、 谷口守教授が文部科学大臣表彰を受賞しました。
2020年7月11日の日本経済新聞書評欄「コロナ後のまちづくりを考える」にて、谷口守教授編著の 「世界のコンパクトシティ」が紹介されました。
2020年3月2日の日本経済新聞にて、谷口守教授のコンパクトシティに関連する記事が掲載されました。
谷口守教授・高見淳史准教授らが海外のコンパクトシティの事例を紹介した「世界のコンパクトシティ」が学芸出版社より 出版されました。
谷口守教授によるコンパクトシティに関する一連の研究「持続可能な都市構造に関する横断的研究」に対し、 研究都市計画学会論文賞が授与されました。 https://www.cpij.or.jp/upload/file/2018.pdf
松橋啓介氏らによる研究論文「家庭と乗用車から生じる市区町村別CO₂排出量に関する考察」に対し、 都市計画学会年間優秀論文賞が授与されました。 https://www.cpij.or.jp/upload/file/2018.pdf
土地総合研究において、森本章倫教授の「コンパクトシティとスマートシティの融合に向けて」、谷口守教授の「生活習慣病化する都市に向き合う」がそれぞれ掲載されました。
藤井正教授らが、「地域政策入門、-地域創造の時代に- 新版」をミネルヴァ書房より上梓しました。
平成31年度全国建設研修センターの「コンパクトシティ研修」において、谷口守教授が「コンパクトシティ論」の講義を行いました。
土木学会論文集D3、Vol.74、No.5に、谷口守教授らが執筆した「多様化するコンパクトシティ政策がもたらすクロスセクターベネフィットの可能性」および「都市構造の変遷にみる退化性能の検討―居住者のトリップに着目して―」が掲載されました。
都市計画335号においてスマートシティの特集がなされ、谷口守教授が「スマートシティとコンパクトシティ」の論説と、松橋啓介氏と森本章倫教授らの座談会記事が掲載されました。 https://www.cpij.or.jp/com/edit/201811.html
越川知紘氏と谷口守教授による都市構造と自動車CO₂排出量の長期動向を精査した論文が環境システム優秀論文賞を受賞しました。 http://committees.jsce.or.jp/envsys/node/59
谷口守教授が「コンパクトシティ政策の動向と不動産ビジネスの展開」の章、森本章倫教授が「交通からコンパクトシティを考える」の章、松橋啓介教授が「コンパクトシティと環境」の章を執筆した、 「浅見・中川編:コンパクトシティを考える」がプログレスより出版されました。
谷口守教授がコンパクトシティの意義をバイオミメティックスの観点から論じた「生き物から学ぶまちづくり」がコロナ社より出版されました。
国土交通省社会資本整備審議会・交通政策審議会、国土交通技術行政の基本政策懇談会において、谷口守教授が「コンパクトシティを再考する」と題して情報提供を行いました。 https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/kanbo08_sg_000155.html
平成30年度全国建設研修センターの「コンパクトシティ研修」において、谷口守教授が「コンパクトシティ論」の講義を行いました。
山口県・下関市が主催する「コンパクトなまちづくり講演会」において、谷口守教授が「コンパクトなまちづくりを再考する」というテーマで講演を行いました。
第41回都市計画セミナー「コンパクトシティのネットワークを考える-立地適正化計画と地域公共交通網形成計画-」において、谷口守教授が基調講演およびコーディネータをつとめました。
都市計画論文集、Vol.52、No.3に、谷口守教授らが執筆した「コンパクトシティ政策に対する記述と評価の乖離実態 -都市計画マスタープランに着目して-」が掲載されました。
第45回環境システム研究論文発表会において、越川知紘氏・谷口守教授が「都市別自動車CO₂排出量の長期的動向の精査‐全国都市交通特性調査の 28 年に及ぶ追跡から‐」というタイトルで発表し、平成29年度優秀学生発表賞を受賞しました。
平成29年度全国建設研修センターの「コンパクトシティ研修」において、谷口守教授が「コンパクトシティ論」の講義を行いました。
都市計画論文集、Vol.52、No.1に、高見淳史准教授らが執筆した「都市計画マスタープランにみる多核連携型コンパクトシティの計画と現状に関する研究-商業・医療機能の立地と核間公共交通に着目して-」が掲載されました。
都市計画論文集、Vol.52、No.1に、松橋啓介教授・鈴木勉教授らが執筆した「市街地形状と鉄道網の連携度に関する世界大都市間比較分析」が掲載されました。
土木学会論文集D3、Vol.73、No.1に、谷口守教授らが執筆した「コンパクトシティ政策に対する認識の経年変化分析-地方自治体の都市計画担当者を対象として-」が掲載されました。
中川喜夫氏・谷口守教授が執筆した「電力価格政策が街区間における余剰電力融通に与える影響-都市構造から見る住宅地へのスマートグリッド導入効果-」が日本不動産学会論文賞に選出されました。
谷口守教授が「コンパクトシティ政策の経緯と課題」の章を、藤井正教授が「都市圏多核化研究とコンパクトなまちづくり」の章を執筆した書籍「戸所隆編著:歩いて暮らせるコンパクトなまちづくり」(古今書院)が出版されました。
豊橋市で開催される「EST創発セミナー 環境にやさしい多極ネットワーク型コンパクトシティの実現に向けて」において谷口守教授が基調講演とパネルを担当しました。
BS11「報道ライブ21」の特集「地価が下がらないまち『コンパクトシティ』とは」に谷口守教授が出演しました。
いわき市平地区中心市街地シンポジウムで、谷口守教授が「コンパクトないわき市の形成に向けた平地区の役割 」と題して基調講演を行い、あわせてパネルをコーディネートしました。
今後のコンパクトシティのあり方に言及した研究『肥後洋平・森英高・谷口守:「拠点へ集約」から「拠点を集約」へ ―安易なコンパクトシティ政策導入に対する批判的検討― 』が都市計画学会年間優秀論文賞を受賞しました。(受賞風景)
全国市長会発行の「市政」2015年5月号において、コンパクトシティの意義と可能性についての整理を行いました。 http://www.toshikaikan.or.jp/shisei/2015/201505.html
宇都宮市他が主催の「宇都宮まちづくりシンポジウム~ネットワーク型コンパクトシティの形成に向けて~」において、森本章倫教授がコーディネーター、谷口守教授がパネリストをつとめました。
2015年2月13日の日本経済新聞夕刊にて、谷口守教授のコンパクトシティに関連する記事が掲載されました。
平成26年度不動産学会において、谷口守教授らが「電力価格政策が街区間における余剰電力融通に与える影響 -都市構造から見る住宅地へのスマートグリッド導入効果-」というタイトルで発表しました。これは、エネルギーの街区間融通に着目し、スマートシティとコンパクトシティの融合可能性に関して検討したものです。
茨城県他が主催の「まちづくりシンポジウム、~人口減少時代のコンパクトなまちづくり~」において、大澤義明教授がコーディネーターをつとめました。 https://www.pref.ibaraki.jp/doboku/toshikei/kikaku/machi/documents/no45-02.pdf
平成26年度都市計画学会論文発表会において,谷口守教授らが『「拠点へ集約」から「拠点を集約」へ ―安易なコンパクトシティ政策導入に対する批判的検討― 』というタイトルで発表を行いました。
新たなコンパクトシティ関連法の導入について5月8日に谷口守が国会(参議院国土交通委員会)での参考人質疑 (http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php)を担当しました。(発言内容)関連法は発言趣旨を取り入れて8月1日に改正されました。 http://www.mlit.go.jp/en/toshi/city_plan/compactcity_network.html
藤井正教授(鳥取大学)による「よくわかる都市地理学」(ミネルヴァ書房)が出版されました。コンパクトシティを含む都市構造に関わる最新の研究成果がわかりやすく解説されています。 https://www.minervashobo.co.jp/book/b122272.html
社会資本整備審議会等への提言を通じ、「都市機能誘導区域」などの導入が閣議決定されました。 http://www.mlit.go.jp/report/press/toshi07_hh_000079.html
鈴木勉教授が都市計画学会において、都市施設配置に関する論文発表を行いました。「施設の信頼性と最適配置-確率的に機能を喪失する施設へのアクセシビリティを保つ最適配置パターン-」,都市計画論文集,Vol.48, No.3, pp.891-896,2013.
松橋啓介連携大学院准教授(国立環境研究所)より、全国のコンパクトシティ評価に活用できる地域内人口分布シナリオ分析の結果が公開されました。 http://tenbou.nies.go.jp/gis/indicator/
コンパクトシティ実現へのはずみとなる低炭素まちづくり法が12月4日より施行されました。 http://www.mlit.go.jp/report/press/toshi08_hh_000020.html (本法律には谷口守が委員をつとめる社会資本整備審議会都市計画制度小委員会を通じ、 本ユニットの研究成果が各所で体現されています。 同委員会の中間報告については下記サイトをご覧ください。) http://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/s204_toshikeikakuseido02.html
平成24年度土木計画学研究発表会(秋大会)において,谷口守教授らが「地方分権時代における都市計画を通じた自動車CO₂排出量低減政策の可能性」というタイトルで発表を行いました。
第40回環境システム研究論文発表会において谷口守教授らが「都市計画マスタープランに見る低炭素化のためのコンパクトシティ政策の現状」というタイトルで発表を行いました。
神田昌幸氏が副市長を務める富山市が、OECDのGreen Growth StudiesのCompact City Policiesの最終報告書に事例として、パリ、バンクーバー、メルボルン、ポートランドと並んでケーススタディに取り上げられました。
平成24年度土木計画学研究発表会(春大会)において、コンパクトな都市構造を実現するための制度設計の有り方について、スペシャルセッションを開催しました。
コンパクトシティへのスマートグリッド導入効果を検討した研究論文が、不動産学会論文賞を受賞しました。 http://www.jares.or.jp/award/winner_roncho_2011.html
社会資本整備審議会への提言を通じ、コンパクトシティの発想に基づく「低炭素まちづくり法案」が閣議決定されました。 http://www.mlit.go.jp/common/000193092.pdf http://www.mlit.go.jp/common/000137244.pdf